甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)をお持ちの方は、基礎代謝が高くなり、心拍数の上昇や疲れやすさを感じることが多いですよね。そのため、「運動をしても大丈夫なのか?」「どんな運動が適しているのか?」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、甲状腺機能亢進症の方が無理なく安全に運動を取り入れるためのポイントについて解説します。
1. 甲状腺機能亢進症と運動の関係
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると、体のエネルギー消費が活発になり、心拍数の増加や筋力低下、骨密度の低下が起こることがあります。そのため、過度な運動は負担となる可能性がある一方で、適度な運動は心身の健康維持に役立ちます。
運動をするメリット:
✅ ストレス軽減(リラックス効果)
✅ 骨密度の低下を防ぐ
✅ 筋力低下を予防し、体力を維持
✅ 睡眠の質を向上
ただし、甲状腺機能亢進症の症状が強い時期(コントロールが不十分なとき)は、無理な運動を避け、主治医と相談することが重要です。
2. 甲状腺機能亢進症の方におすすめの運動
運動をする際は、心臓への負担を抑えつつ、全身の血流を良くするものが理想的です。以下のような運動を、体調を見ながら取り入れてみましょう。
🔹 ウォーキング(低強度の有酸素運動)
➡️ 20〜30分程度の軽めのウォーキングは、心肺機能を適度に鍛えつつ、血流を促進して冷え対策にもなります。
🔹 ヨガ・ストレッチ
➡️ 深呼吸を意識しながら行うことで、副交感神経を活性化し、リラックス効果が期待できます。
🔹 ピラティスや体幹トレーニング
➡️ 無理なく筋力を維持し、姿勢改善にも役立ちます。
🔹 軽い筋トレ(自重トレーニング)
➡️ スクワットやかかと上げなど、関節に負担をかけずに筋力を維持する動きがおすすめです。
🚨 避けたほうがよい運動
❌ 高強度の運動(ランニング、激しい筋トレ、HIIT)
❌ 長時間の運動(長距離マラソンなど)
❌ 高温環境での運動(サウナヨガ、真夏の屋外運動)
3. 運動時の注意点
✅ 体調を最優先に
➡️ 疲れを感じたら無理せず休むことが大切です。
✅ 心拍数の管理を意識
➡️ 目安として「少し息が上がる程度」に抑えましょう。
✅ 水分補給をこまめに
➡️ 発汗が多くなるため、脱水を防ぐために意識的に水を摂取しましょう。
✅ 医師と相談しながら進める
➡️ 治療中の方は、運動を始める前に医師に相談しましょう。
まとめ
甲状腺機能亢進症の方でも、無理のない範囲で運動を取り入れることで、健康を維持しやすくなります。ただし、心拍数の上昇や疲労感を考慮しながら、軽めの運動を適度に続けることがポイントです。
もし「どんな運動をすればいいか分からない」「体に負担をかけないトレーニングを知りたい」という方は、医療監修トレーニングジム「ラックス」をご利用ください。あなたの体調に合わせた最適なプランを提案できますので、ぜひ一度ご相談ください。
健康的な体づくりを、無理なく続けていきましょう!
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